食物アレルギーっ子の日々のあれこれ

エピペン携帯マルチ食物アレルギー高校生を持つ、小中高大家庭科講師。教育現場と食アレッ子家庭の架け橋・サポートをしたいと食物アレルギーに関する活動をしている。息子が小さい頃はお米・麦茶を含む15種類以上のアレルゲン有。アレルギー専門医の指示の元、経口免疫療法を実施中。

小学校入学前の食物アレルギー対応の流れ

 

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我が家の場合の入学式までの流れを書いてみます。

 

年長の11月の就学前健康診断の際、

検診が終わったのち、校長先生と私たち夫婦で校長室にてお話を1時間ぐらいさせて頂きました。

 

親としての一番のお願いとしては

・給食時、フリーの先生を付けて頂きたい

でした。

担任の先生は全体を見るべきで、事故が起こってしまった際に人出がいるのは確かなことですし、多くの大人の目でチェックして頂いて、お互い不幸になることを防ぎたいという思いがありました。園での事故での教訓を生かしたかったのです。

 

しかし残念ながら回答としては、

児童1人に先生を1人つけることは出来ない

『何かしら援助が必要な児童2人に対し先生1人なので。』・・・

ということでした。

年度が替われば体制も替わるので、入学後どのぐらいまで支援出来るか検討させて頂きますとのことでした。

 

それを受け私の正直な思いとしては、命のリスクの高さではなく数なのね・・・と

落胆したことを覚えています。

 

 息子の行く小学校は、6月に

~「長崎っ子の心を見つめる」教育週間~

というものが開催されます。

 

 《長崎県HPより》

長崎県のすべての公立学校では、5月から7月の間のいずれかの1週間を「長崎っ子の心を見つめる教育週間」として、教育活動を公開し、保護者や地域のみなさんと子どもたちとの交流を行います。ぜひお近くの学校にお出かけいただき、「心豊かな長崎っ子」を育んでいただければ幸いです。

  • 期 間  5月から7月の間の1週間を各学校が設定します。

 

要するにご自由に学校に足を運んでください♪ということなので、入学する2年前の年中の6月にも行ってお話を伺ったり、給食を見せて頂いたりしました。

 

給食の様子を一番見たかったので、私はアポを取りました。(アポなしで行ってもいいとは思いますが、お話したいことがあるならアポを取るに越したことはないかと思います。)

いきなり電話するのも気が引けたので、その小学校にお子さんが通学している知り合いのお母さんから担任の先生に息子の話をして頂き、私からその先生に電話させて頂き日程を決めました。

 

やはり見に行ってわかることは多いですし、早くから動いて良かったです!!

 

北九州市の病院にご縁があり何度もお世話になったのですが、息子の食物アレルギーの程度であれば北九州市なら病弱の特別支援学校を勧められる・・・というお話を伺っていたので、それもあり学校選びはぎりぎりまで悩みに悩みました。

 

我が家の結論としては、校区の小学校に入学しました。

そして入学してみると、あんなに心配したことが嘘のように、安心して登校させることが出来ました!! 

1・2年次の担任の先生は大変細やかな気配りを頂ける先生で、親の私が気付いていなかった点へのご配慮なども頂き、私の方が勉強になることが多かったです。一緒に病院まで行き、息子の主治医の先生ともお話をしてくだり、万が一の時の動きやエピペンについてなど、直接確認してくださいました。

 

正直な所、あまりに命のリスクが高いようであれば学校なんて行かなくて良いとまで思っていました。命があった上での、学校での学習や友人関係などのコミュニケーションスキル向上だと・・・やはり園での誤食事故のことがあり、息子を守れなかったことが悔やんでも悔やみきれなくて。

 

あの先生とのご縁がなければ、息子を登校させ続けることは難しかったかもしれないと思っています。息子の学校生活の礎を作ってくださったステキな先生に出会えたご縁に感謝です<m(__)m>