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食物アレルギーっ子の日々のあれこれ

エピペン持ちの食物アレルギー・喘息男児を持つ、家庭科教師の母です。息子が小さい頃はお米・麦茶も発赤・発疹が出て15種類以上陽性。4歳から固ゆで卵黄の減感作療法を始め1年半かけて寛解。8歳から小麦の減感作療法を始め1年1ヶ月で寛解。現在10歳、生卵・そば・ナッツ類・キウイ・カカオ陽性。

誤食事故⑤ 園での誤食事故(卵) 父が話し合いの場で提示した文書

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『誤食事故を受けての保護者の思いを知りたい』とのご要望を頂きました。

講演会用にこの記事をアップしますが、事故に関する記事は非常にデリケートな話となります。ご自身の判断の元、そのことをご承知置き頂きお読みくださればと思います<(_ _)>

 

以下は、夫が夫婦出席での話し合いの場で提示した文書です。

  

 

2月1日の誤食事故につきまして

 

平成24年3月7日

                                   保護者

 

 

 貴施設および職員の方々には、当初、他施設で受け入れに難色を示された息子を受け入れて下さり、重度食物アレルギーの息子の受け入れのために様々な取り組みをして頂いてきたことに非常に感謝しております。

 今回の事故については不幸な偶然が重なった上に起こったものでもあり、結果として致死的あるいは重大な後遺症を残すものではなかったことは幸いでした。

 

この度の事故で私どもが申し上げたいのは以下の2点についてです。

 1.事故の再発防止対策

 2.事故を誘発した園の諸体制の改善および保護者の不信感の払拭

 

1.事故の再発防止対策について

 すでに事故の検証と対策を文書としてまとめて下さっており、基本的にはそれに準拠し、再発の防止を図って頂きたいと思います。

 ただ保護者側としての懸念事項として

 

  ①対策が園長先生、主任の先生の名前のみで策定されており、現場の職員の方々の意見が十分に反映されていないのではないか。

  ②文書内記載の不統一(「〇〇くん母」「母親」、「〇△君」「△〇くん」など同一者を示すのに複数の記載が混在している)や、記載内容の齟齬などから、十分な推敲が行なわれたとは思われず、拙速かつ形式的に作成されたのではないか。

  ③ ①②より現場の職員の方々を交えた十分な検証が本当に行われたのか、策定された対策の実効性について疑念がある。

以上の点を考慮して頂き、現場の職員の方々の意見も取り入れた上で、再度ご提示をお願い致します

事故やインシデントの対策は策定して終わりということではなく、定期的な検証、実態に即した見直しが必要です。今後、その後の状況やそれに即した対策の変更などについても定期的な情報提供を要望します。

 

 

2.事故を誘発した園の諸体制の改善および保護者の不信感の払拭について

事故後、息子のアレルギー検査は実施していませんが、アナフィラキシーショックによって血清抗体値の増加や、特に卵白RASTスコアの悪化が予想され、今後の負荷試験スケジュールや、減感作療法の後退が懸念されます。

結果として重篤な転帰には至らなかったものの、仮にセンターの医師が当日不在であった場合など別の要因が重なればさらに重大な結果を招いた可能性があり、その後の対応も含め、保護者としては責任者や事故に直接関わった職員の方の認識の軽さについて、非常に強い不信感を持っております。

また昨年、息子が他のお子さんに突然叩かれるということが頻発した際、申し入れにも関わらず十分な対策が取られたとは思われず、その折から園の体制に対する不信が高まっておりました。

特に今回の事例は、誤食を引き起こしたことだけが問題なのではなく、責任体制の曖昧さや、非常時における体制の未整備など、園の諸体制そのものの不備が背景にあるように思われます。

少なくとも組織として、権限と責任の所在についての明確化、非常時の対応マニュアルの作成と周知は最低限しておかなければならないものと考えます。

 

 私どもとしては、現在、一部の職員の方々のみが信用でき、上記のような問題が解決しない限りは不信感は消えないままです。

 

保護者として我が子を預ける立場としては、園の人事そのものに対し要望以上の要求は出来ないことは十分に承知しておりますが、上記の内容をご理解頂き何卒ご配慮のほど宜しくお願い致します

 

 

 

事故に関する記事をアップするにあたり、迷いもありました。あの時の様子が蘇ってきて、首元を締められるような苦しさを感じます。

しかし、事故後の対応の悪い例として知って頂くことが新たな事故を防ぐと信じています。コメント・ご批判・詮索等はご遠慮くださるよう切に願います。 

 

 

  

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