先日、ある家庭科の先生とお話する機会がありました。
『最近は食物アレルギーの子が多くて、その子に合わせて調理実習をしたら、みんな美味しくないと言って~(笑)』
全く笑えません。
突っ込みどころ満載&悲しすぎます・・・
これは大きな罪だと感じました・・・
なぜなら結果的に食アレの子にも他の子にも、
『食物アレルギー対応食=美味しくない』
という印象を強くさせたから。
食物アレルギー対応食は美味しくないという先入観を更に助長させている・・・
これが罪と言わず、何というのでしょうか・・・
美味しくない対応食を作るなら、その調理実習で最初から対応食を作ろうと思うべきではないと考えます。結果的にみんなをアンハッピーにしていますから。
食物アレルギーを持つ生徒自身も、
・自分に合わせてもらったばかりに皆に美味しくないものを食べさせてしまった。
・やはり食物アレルギー対応食って美味しくないんだ。自分が毎日食べているものって・・・まずいんだ・・・
もっと飛躍して
・なぜ自分は食物アレルギーなんだろう・・・みんなは食べられるのに・・・
自己否定感助長。
と考えたかもしれないのです。
(うちの息子ならこう思うだろうな・・・というあくまで私の推測です。)
そして・・・
大人の方に
『家庭科の授業で何が印象に残っていますか??』
という質問をしたら、
多くの方が『調理実習』と答えるでしょう・・・
年に数回しか出来ない調理実習で、美味しくないものを食べさせてどうする・・・
『料理って楽しいな、作ってみようかな♪』という気持ちを育むべきだと考えます・・・
来年から我が家の息子=小5になり家庭科の授業が始まります。
息子の学年約90人中食物アレルギー5人。
新しい学年が担任の先生はじめ、家庭科は専科の先生なのか、どういう体制で来るのが、楽しみでもあり不安もあるのが親としては正直な所。
というか、ぶっちゃけ不安でいっぱい・・・
既に胃が痛い・・・
食物アレルギー対応の家庭科の調理実習・・・
来年度からは公私に渡り、私自身の課題となります!!
食物アレルギーの生徒が多い学校で来年度は中学生~高1、私が担当します。
冒頭の先生の話は、自分への戒めとして心に刻みたいと思います。
その先生には、食物アレルギー対応食も美味しいということを知って頂きたいと切に願います。
来年4月から・・・
プレッシャーもありますが、アレルゲンが多い程やりがいもあると考えます!!
食アレの有無に関わらず、生徒に『美味しい~』と言ってもらいたい♪♪言わせてみせる!!という攻めの気持ちで行きたい!!
もっともっと勉強しなければ!!
日々研鑽!!