H28年11月3日(木・祝)
~食育講演会~
長野美根先生 講演会
長野美根(ながのよしね)先生
医学博士 東京医療福祉保健大学客員教授 日本獣医生命科学大学講師
「食と健康」「食育」などで全国各地の学校・企業・自治体などで講演及びアドバイスなどを行っている。
昨日の講演会の内容を備忘録としてアップします。
・自分自身が100歳まで健康長寿でいられるか
①食生活の大切さをしっかり学ぶ
②休養
③運動
→ 健康維持・増進、健康の輪
『次世代に食育と繋げる会』
実施していること
・お米→あいがも農法で無農薬
・有機野菜優先
・半加工品は使わない
・国産小麦でぎょうざの日
・ふき→水煮を買わず、生を70kg仕入れて、調理員さんは早出で全て手作業
・・・・と徹底している!!
→市民が認めている
→給食費未納に繋がっている
和食
・自然を尊重する心に基づいた食習慣
①多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
②健康的な食生活を支える栄養バランス
③自然の美しさや季節の移ろいの表現
④正月などの年中行事との密接な関わり
納豆 豆が治まる・・・寺の納所で作ったからと言われている。
干ししいたけ・・・4℃~5℃ 7~8h 冷蔵庫の中で一晩置いておくと◎
・品質と価格
対価を払う!! きちんとしたものにはお金がかかる
・2015年 食事摂取基準
低出生体重児→20代でメタボリックシンドローム発症
これは、母親が妊娠中に栄養不足→胎児の時点で、栄養不足なので栄養があったら沢山摂らなければ!!というシステムが出来てしまい、20代でメタボ多くなっている。
よく『小さく産んで大きく育てる』と言うが、産婦人科のドクター『とんでもない!!』
『適正な体重で!!』
離乳食でアクセス数が多いレシピ・・・おかゆ
→ 大人の食事からの取り分けをしない。親は惣菜などを買ってくる。
・食物繊維
男性20g以上 女性18g以上
・国の医療費
2013年 40兆610億円
2025年 50兆円を超える予想
2030年 病院・老人ホーム不足で死に場所がなくなる
メタボの人の医療費は年間8~12万円割高。
長野先生
『腹八分で食べる!!
別腹があったら見せて頂きたい。』
最も理想的な食事と言われている食事・・・1975年(S50年)
<特徴>
・多くの食材を使っている。
・欧米の影響を少し受け始めた頃
・たんぱく質・脂質の補給源「魚・大豆・卵」
・食物繊維・海藻類が多い。
・発酵調味料「みそ」「しょうゆ」「みりん」
→寿命を延ばすスーパー和食
ちなみのその他の時代の食事
・1960年・・・塩分多く、おかずが少ない
・1990年・・・単品料理が多い。牛丼・ラーメンなど
・2005年・・・たんぱく質・脂質の供給源に動物性食品が増えた。
・ファーストフード
S45 大阪万博 KFC
S46 銀座 マクドナルド
5大栄養素
糖質・・・エネルギー源
脳・赤血球は血糖をエネルギー源
体内に蓄積ごくわずかしか出来ない→三食食べないといけない!!
糖質制限ダイエットで気をつけること
①糖新生が行われる。
血糖値を一定に保つためにアミノ酸などから血糖を作りだす働き→筋肉量が減少
②基礎代謝量↓
やせにくい体質になる
→十分なたんぱく質
私たちの身体を作るために使う栄養素、エネルギー源として使うのは勿体ない。
オリゴ糖・・・「オリゴ」=少しという意味 少しだけ糖が入っているということ。
畑のもの・・・芋・野菜
田んぼ・・・・米
海のもの・・・魚・海藻
山のもの・・・肉・卵
採れる場所が違うものを採ったかな?と考える。
コラーゲン
=身体の糊。細胞と細胞、細胞と筋肉、細胞と神経
骨の成分・・・カルシウムとコラーゲン
若くいたいなら、たんぱく質とビタミンC
髪・・・たんぱく質とコラーゲン
・マヨネーズ
普通 カロリー1/2 カロリー1/4
右にいくほど食品添加物が多い
どのマヨネーズをとるか、その人の考え方・ライフスタイル
脂質
・マーガリン・ショートニングを作る時
・同じ油を高温で長時間使用
問題
①悪玉コレステロールを増やす
②虚血性心疾患・喘息・アトピー性皮膚炎 ↑
沖縄
・なぜ65歳以下の死亡率が↑したか・・・
・循環器疾患↑
脂肪摂取の影響(動物性)
肥満↑
全国 1人/3人
沖縄 1人/2人
沖縄の長寿食
→たんぱく質のバランスが良い たんぱく質は身体を作り、免疫力、腸内免疫力↑
《子ども時代の食事が大切!!》
・体力・知力に大きく影響する。
・カリウムを多く含む食品→野菜・果物・ドライフルーツ
・ビタミンC→柑橘類・キウイ・パイン・イチゴ・柿
・噛む回数と知能指数 3年でIQ20違う
・偏食をなくそう!!
嫌いなもの=社会生活不便 ◎食べられるように ×大好きになる
大人になったらかなり問題がある。社会生活を円滑に送るために必要
空腹は最大の調味料!!
食事の時は空腹に!!
・コレステロールの役割
魚の内臓にはコレステロール多い。小魚・いかのわた・アンコウの肝
老化に伴い、筋肉が減少
・運動と食
筋肉増強→運動終了後30分~1h以内にたんぱく質と糖質を摂取。
骨折防ぐ カルシウムとたんぱく質→老後元気かどうか
・腸能力
多くの免疫を作る力 50~70% 腸で作られる。
色によるファイトケミカル(抗酸化物質)は7色の色素成分に多く含まれます。
赤
黄
橙
緑
紫
白
黒
『子どもたちに食事のおいしさと料理を作る楽しさを伝える!!』
色々と勉強になった内容でしたが、栄養がどうこうということではなく、
『美味しいから食べる!!』と言われるように頑張ろうと思った講演会でした。
この記事は、講演会中にメモった内容をうちました。
内容をもっと深く掘り下げて勉強したい所ですが、ちょっとバタバタしているので、終わってからかな(>_<)
これから10日間、踏ん張り所!!
もう10日しかないよ~(;_:)
食アレっ子のために、自分のために頑張らんば~!!
今回の講演会のことを紹介して頂いた先生、一緒に参加してくださった方、大変ありがとうございました(^^♪