4月は発達障害についての研修に2回参加させて頂きました♪
自分の備忘録としての記事です。
今回特に勉強になったことは
『DCD=発達性協調運動症』
についてです。
日本ではまだ認知度が低く、日本DCD学会も数年前に立ち上がったそうです。
来年度の学会が、なんと長崎で開催されるとのことで是非参加したい(^^♪
先日弘前市で行われた今年度の日本DCD学会では、長崎大学の岩永先生もシンポジウムでお名前が!!
昨年度は2回、岩永先生のお話を伺う機会がありました♪♪
わかりやすく勉強になること間違いなしなので、今年度も機会を伺っております♪♪
今回の研修で、
・私が理解していること
・甘かったこと
・全然足りないこと
が整理出来ました。
有難い機会でした♡
『発達障害』と一口で言っても・・・
LD :特異的学習症
SLD :限定的学習症
・読字障害(ディスレクシア)
:文章を正確に読んだり理解することに難しさがある。
・書字表出障害
:文字や文章を書くことに難しさがある。
・算数障害
:数を使った概念の理解や計算に難しさがある。
「読む」「書く」うまくいかない例
・「シ」⇔「ツ」、「ぬ」⇔「ね」
・「b」⇔「d」⇔「p」
・文字の順番の混乱 「SAW」⇔「WAS」
言葉の理解や表現がうまく出来ない例
・似た音の識別の問題「き」⇔「ち」
・音韻や単語数、その順序、位置の識別の問題
・言葉の組み立ての困難
・聴覚的記銘の容量の問題
AD/HD:注意欠如多動症
・不注意:話を聞いていない、物をよく無くす
・衝動性:順番を待てない
・多動性:そわそわ、もじもじ、おしゃべり
・友達とうまく遊べない
・一方的会話・機械的表現
・非言語コミュニケーション(表情・視線・身振り・手振り)が理解出来ず、使用することが困難なことが多い。
・話題が極限され、一方的になりやすい。
・言葉を文字通りに理解してしまい、裏に隠れていることが読めない。
・関係性に合った話し方がうまく出来ない。
・こだわり・興味・思考の固さがある。
1番・100点・正解にこだわる。
・きちんと整理しないと気が済まない。
・律儀で真面目。決まり通りに物事が進まないと気が済まない。
・他の子どもたちと興味を共有しにくい。
DCD :発達性協調運動症
協調的運動がぎこちない。
あるいは全身運動(粗大運動)や微細運動(手先の操作)がとても不器用。
・運動発達の遅れ
・運動・書字が苦手
・整理整頓が苦手
・身だしなみの乱れ
・構音・言葉の遅れ
・眼球運動の苦手
・利き手の混乱
・段取りの悪さ
・発想の乏しさ
・人や物、環境との関係をうまくとりにくい→感覚統合の困難さ
・一生懸命努力しているから、疲れやすい。
・苦手なことを避けるため経験が少ない。
・感覚調整が難しく、心身にストレスがかかりやすい。→感覚の取り込みに個人差有。
・安心、満足、達成感を持ちにくい。
1人で出来る力を養うためには・・・
・急がせない、ゆっくり出来る時間、空間の確保
・出来ないことを無理に繰り返し練習させない。
・出来たこと、努力を認めてほめる。
・教材道具・道具の工夫(出来る喜びの体験の保障)
・背景にある困難(感覚の気付きにくさなど)や基礎能力の発達を促す支援。
⇒目標達成のために具体的な小さな目標を立てる。
学校の教科で考えると、体育や音楽、図工が極端に苦手な子はこの障害の可能性がある。ただ、LDやADHDとの合併が三割から五割あると言われており、精神遅滞との合併も一部認められているので、その場合は広い範囲での学習困難をきたすことになる。
GW初日の昨日も、3時間の講演会に参加することが出来有意義な時間を過ごしてきました♪♪
年度がかわり、特に小1中1高1生は、とても頑張った4月だったことと思います。
その子にあったGWを過ごせますように♡
私は、私に出来ることをコツコツとやっていきたいと思います。