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食物アレルギーっ子の日々のあれこれ

エピペン持ちの食物アレルギー・喘息男児を持つ、家庭科教師の母です。息子が小さい頃はお米・麦茶も発赤・発疹が出て15種類以上陽性。4歳から固ゆで卵黄の減感作療法を始め1年半かけて寛解。8歳から小麦の減感作療法を始め1年1ヶ月で寛解。現在10歳、生卵・そば・ナッツ類・キウイ・カカオ陽性。

誤食事故⑦ 園での誤食事故(卵) 私が得たもの

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『誤食事故を受けての保護者の思いを知りたい』とのご要望を頂きました。

講演会用にこの記事をアップしますが、事故に関する記事は非常にデリケートな話となります。ご自身の判断の元、そのことをご承知置き頂きお読みくださればと思います<(_ _)>

 

 

 

今回記事をアップするにあたり、あの事故を振り返って現時点で思うことは

園に対して『預かって頂いている』

・・・という私の思いが強すぎたという反省があります。

 

何園も断られ、いきなり小学校でも仕方ないのかなと思い始めた矢先に声を掛けて頂き、入園前に色々ありました(園長から暴言を吐かれました・・・食物アレルギーの現状を話すと『それで社会生活出来ると思っているのですか?!』と叱責を受けました・・・泣きました・・・食物アレルギーをただの好き嫌いだと思っていたのか何なのか、あまりに的外れな衝撃的な言葉でした・・・)が最終的には受け入れて頂きました。預かって頂いているから!良い経験を沢山させて頂いているから!・・・という思いが根底にあり、言うべきことを言っていなかったのです。

『あそこの親はモンスターペアレントだ』と言われることが怖かったのです。

(今ではうるさい親になりました(^^ゞ)

 

事故によって命を落とすこともあります。

2012年12月の東京都調布市の小学校の給食で、チーズ入りチヂミを食べた小学5年生の女の子が亡くなった事故は、食物アレルギー児を持つ私たち親にとってはショッキングな大きな事故でした。

うちの息子の場合の園での事故の際そこまでいきませんでしたが、それはあくまで結果論です。命を落とす可能性もあったわけです。これからも、他のお子さんよりも命を落とすリスクが高い現実と闘っていかなければなりません。

 

子どもたちを預かる立場の先生方にお伝えしたいことの1つとして・・・

一度事故が起こると双方の信頼に大きな亀裂が入ります。園や施設、学校側からその関係を修復することはとても大変なことです。

まずは事故が起きる前の予防の大切さを知って頂きたいのです。

事故が起きれば、お互いにとって不幸なことになります。

 

普段から色々なご配慮を頑張っている先生方は大変なのです!! 

 

この文章を読んで頂いている方は、まずは『知る』ということをして頂けているわけで、食物アレルギー児を持つ親の一人として心より感謝申し上げます。

 

是非とも『予防の大切さ』そして『もし起こってしまったら・・・』ということを知って頂くことが、1つでも多くの事故を減らせる最初の一歩だと考えています。

 

昨年総務省が実施した保育所の調査で、

9割の施設に食物アレルギー児が在籍し、5割の保育所で事故発生

という結果が出ていました。

 

1人でも多くの方に、食物アレルギーは気のせい、甘え、ほっておけば治る・・・などの知識が間違っていることを知って頂きたいです。(そういうドクターに会ったことがあります・・・)

 

周りの方々には子どもは勿論、保護者の一番の理解者・応援団になって欲しいと願っています。

 

 

 

 

 

 《プレゼント》

 

 これは事故が起こった翌日に息子が私にくれたプレゼントです。

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『おかあさん すき』

と書いてくれています。

この時はまだ手首の固定すらも難しい時期だったのに、頑張って鉛筆持って一生懸命書いてくれたのです!!

私の一生の宝物です♡

 

息子なりに私の気持ちを察して、わたしに内緒で書いてくれたかと思うと、この子の命を守るために頑張ろう!!と、毎日毎食頑張れます!!

 

1日3食食べるとして1年間で1095回の食事。

10年間で10950回。

20年間で21900回。

 

あと何回この子に食事を作ってあげられるかな・・・いつか終わりがくるんだよね・・・と思うと、毎日大変だけど美味しく食べさせたいとやる気が出てくる私です(*^^)v

 

 

 

あと、もう1つ大きなプレゼントを頂きました。

誤食事故の記事の文中に何度も出てきますが、『園で信頼のおける先生』・・・

息子のことを命がけで守ってくれました。

 

『仕事』の一言で済ませればそれまでですが、全身全霊で全力で守ってくれました!!

あの先生方がいらっしゃらなければ、今の息子も私もありません。

あのまま引きこもって小学校にも行かせていない可能性も多いにありました。

真っ暗闇の中から、救い出してくださいました・・・

 

私たちの一生の恩人です。

そんなステキな大好きな先生に出会えたことも、大きなプレゼントです。

 

 

 

  

事故に関する記事をアップするにあたり、迷いもありました。あの時の様子が蘇ってきて、首元を締められるような苦しさを感じます。

しかし、事故後の対応の悪い例として知って頂くことが新たな事故を防ぐと信じています。コメント・ご批判・詮索等はご遠慮くださるよう切に願います。 

 

これで園での誤食事故(卵)に関する記事は終わりになります。

お読み頂き、ありがとうございます<m(__)m>

 

 

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