「偏差値なし」まで落ち込み、数十億円の債務を抱えた学校をわずか7年で立て直すことに成功。九大をはじめ、有名大学への進学実績を伸ばし、部活動においても野球部が甲子園への常連校へ成長。今や、入試倍率が4.7倍の人気校へと変貌を遂げた。その経営手腕は、各方面より高く評価されており、民間の経営者を含め、多くの関係者が来校している。
創成館高等学校 理事長・校長 奥田修史先生
『なぜドン底の学校と子供達は立ち直ったのか?』
~言葉の力は奇跡を起こす~
講演会に行ってきました。
メディアでもよく拝見する校長先生です♪
奥田学園の三代目。
最初に『スマホOKです。写真ドンドン撮ってください♪』から始まった講演会でした。
私はメディアで拝見したことのある面白い校長先生のお話を伺ってみたい!!と思い参加しました。
今の学生はストレート過ぎる。
例として・・・おもしろ解答集!!
→ 『井伊直弼殺人事件』
→『タンスにゴン』
- 消防士さんが24時間体制の交代勤務をしている理由は
→『ずっと起きていたら無理があるから』
- インドや中東で食べられているカレーによく合う食品の名前はなんでしょうか?
→『はい、そうです。』
「富国強兵政策に基づき政府は1873年に一般から兵を徴収する令を発布した。
これが【 】である。
→『けっこうつらいの』
- 「うってかわって」という言葉を使って文章を作りましょう。
→『お父さんはくすりをうってかわってしまった。』
この時点で、ドッカンドッカン笑いが起き、奥田先生のお話に引き込まれていました。
~お願いしたいこと~
置換力
組織の立て直し=人の立て直し
↓
「教育・子育て」
創成館の入学定員260人。オープンスクールは1000人来る。
『リーダーシップ開発講座 7つの習慣J』高1全員が受講
高校生に質問
Q明日、旅行に行きます。
何を持っていきますか?
2分で考えてください。
この時点での高校生の答え
A ①携帯
②アダプター
③バッテリー
→どれだけ携帯に依存しているかがわかる。
そして、この時点で「言うのを忘れていました。行先は南極大陸です。1週間行きます。持ち物を見直してください。」
目的や完成(終わりの形)をイメージしていない
第二の習慣
終わりを考えてから始める
「終わりの形」を考えてから始めないと無駄なことばかりしてしまう。
生徒に目的・目標をしっかりさせてから、モチベーションを上げ維持していた。
創成館の先生方は「7つの習慣」のファシリエーター 教える資格を持っている。
人生の設計図
今の成績→まぁ、あの学校でいいか
成績を上げる→あの学校に行きたい
人生の設計図 → 人生のゴール
脇道に逸れることなく集中できる
Qこの人知っていますか??
眉上までのイラストを見せ、『この人知っていますか?』
みなさん「カツオ」と答える。
しかしイラスト全景を見せると、なんとタラちゃん!!
これは先入観
私達は自分の想いや経験によって作られたレンズを通して物事を見ている。
ビリギャル→是非映画でも本でも見てください!!
聞いてほしい。相談しているわけではない。判断してほしいわけではない。
傾聴は当然!!出来れば『同化』する→導きはその後!!
・みなさん、ちゃんと「聞いてあげられていますか?」
・こちらの考えを伝えて満足していませんか?
・相手のことを、「知ろう」としていますか?
話の聞き方 悪い例
・聞いているふりをする
・言い返す
・自己中心的に聞く
・評価を下す
未来を変えることが出来る、変えられる!!
その人はあなたに何を求めている?
その人が一番理解してもらいたい相手は誰?
どうしてあなたに理解してもらいたいのか?
あなたとどんな関係になりたいのか?
相手はあなたに理解してもらいたいと思っている。
相手のわかる言葉で話す!!
15歳以下女子カラオケランキング
1位~5位 アニメ・漫画が関わっている。
ボカロ=無機質な歌が主流
→理解出来る話、興味を引く話をする。
普段からそのツボを押さえておく。演歌のワビサビは伝わらない。
子どものやる気が出る仕掛けをばらまく
「仕掛け」→「主体性」→「受け入れ&応援」
創成館の資格取得による授業料免除方式
それぞれの資格にポイントを設定しておき、一定のポイントがたまれば授業料が減額していく方式。
・情報処理技術者国家資格
・消防設備士
・日商簿記
・福祉環境コーディネーター
・英検
・漢検
・危険物取扱者
自燃型人材を育むポイント
自信を貯め易くするサポート→結果には多面性がある。
未勝利だが、失敗ではない。未成功だ。
大丈夫、成長していると感じさせる。周りと比べて早い・遅い、今どれぐらい成長しているのかを気にしすぎている。
相手
「わかっているわよ!!」 → スペースを空ける → 反応
「うるさい!!」
×相手からの刺激に対してすぐ反応するということ=相手に反応を決められている。
〇スペースを空けることにより、こちらがどう反応するのか決めている。
選択の力
例
憩(かい)への手紙 北海道新聞 2009年6月
29歳の女性の看護師さんが、40万人に1人というあごにがんが発症してしまいます。この時妊娠中。お医者さんはこどもをあきらめてがんの手術をすすめるも、おなかの赤ちゃん(憩ちゃん)を選択し出産。その後がんも切除します。
しかし、その約1年後に再発し余命半年と宣告されます。夫や憩ちゃんへ手紙を書いたりがんを生きる姿を講演するなど、がんばって生きるのですが亡くなってしまいました。
→【生きることから逃げなかった人】
大切なもののためであればスペースを空けることが出来るという良い例。
第5の習慣
言葉の力を理解する
言葉のもつ「力」が起こした奇跡
やれば出来る!!というポジティブな言葉のシャワーを沢山かけてあげる。
→奇跡を起こす大切なもの。
創成館→ ↑が絶対出来る 誰もがうらやむ学校にしよう!!
第7の習慣
親が「自分自身」を認める
保護者に質問される『どんな親になればいいですか?』
A 「完璧な親なんていない」
我々は初めて子育てをしている。出来なくて失敗して当然。
大切なのは『無償の愛』
「生まれてきてくれてありがとう」この一言に尽きる。
90分、あっという間の講演会でした。
お話の内容はとても興味深く、考えさえられ、もっと勉強したい、頑張ろうと前向きな気持ちになりました。
そして、パワポの作りこみ方・見せ方・話の抑揚・持って行き方・身体の動かし方・・・
全てにおいて、勉強になりました!!
講演中、メモを沢山取りました。
もっと読み込んで、深く考えたい!!
親としても教員としても、子供や生徒に還元したいステキな講演会でした!!
皆さんからの拍手が鳴りやまない講演会でした!!
大変ありがとうございました!!