食物アレルギーっ子の日々のあれこれ

エピペン携帯マルチ食物アレルギー高校生を持つ、小中高大家庭科講師。教育現場と食アレッ子家庭の架け橋・サポートをしたいと食物アレルギーに関する活動をしている。息子が小さい頃はお米・麦茶を含む15種類以上のアレルゲン有。アレルギー専門医の指示の元、経口免疫療法を実施中。

『食物アレルギー対応委員会』の役割

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『食物アレルギー対応委員会』

聞いたことがありますか??

 

「初めて聞いた・・・」

「えっまだうちの子が通ってる学校・園にはないけど・・・」 

 

という保護者の方がいらっしゃるかも思いますが、食物アレルギーがある児童生徒の在校の有無にかかわらず、基本的な食物アレルギー対応計画の策定が必要なため『食物アレルギー対応委員会』は、今時各学校・園にはあって当然のものです。

 

食物アレルギーの子が現在在籍していなくても、在校生が突如発症する・・・、転入・転校生が・・・という可能性は容易に想像出来るかと思います。

 

私の身近な事例で、高校生が行事中にキウイを食べ、突如食物アレルギーを発症し教員と病院に行ったということがありました。

本人は勿論、保護者もキウイがアレルゲンだとその時突如知って驚愕されていました。

 

 

 

保護者から見ると、学校内がどうなっているのかわかりづらい点もあるかと思いますので、食物アレルギー対応委員会の役割を挙げます。

 

上のイラストにあるように、我が家の場合も校長室でテーブルを囲み、年度末・年度初めは先生方を話し合いをしています。

校長・教頭・栄養教諭養護教諭・担任・学年主任(勿論外勤などで揃わない時も有)と私という、1:6の構図になってしまい毎回緊張しています(^^;

 

 

【食物アレルギー対応委員会の役割】

・学校長を長とする学内の食物アレルギー委員会を設置し、子どもの食物アレルギーに対応した食物アレルギー児の個別対応計画を策定します。

構成員としては、

保護者

教育関係者(学校長・教頭・担任教諭・学年主任・栄養教諭・調理師・養護教諭など)となります。

 

主な役割を端的に挙げると 

アナフィラキシーの発症予防対策

アナフィラキシー発症時の早期発見・早期対応

③児童・保護者へのアナフィラキシーの啓蒙活動・受容促進

④食物アレルギーがある子ども・クラスメートへの配慮

⑤全教職員への研修、検討事項の浸透

となります。

 

保護者から見ると、担任の先生・栄養教諭との先生とのやり取りが一番多くなるかと思いますが、勿論各教職員に役割がありますので今回はここまでとし、別の記事で各教職員の役割について書かせて頂きます。

 

身近な人が通っている学校に『食物アレルギー対応委員会』があるのかどうか、学校の姿勢を計る1つの指針になるかと思います。