『油を入れるのは、フライパンを熱する前?後?』
たまには家庭科教員らしい投稿を♪♪
フライパンに関するちょっとした疑問をを深く掘り下げ授業プリントを作成。
1 油を入れるのは、フライパンを熱する前?後?
<鉄製のフライパンの場合>
耐熱温度の高い鉄製のフライパンは、フライパンを十分に熱してから油を入れます。
十分熱くなったかどうかは、油を入れる前にフライパン表面に手をかざして確認しましょう(触らないように気をつけてください)。
<テフロン・フッ素加工のフライパンの場合>
焦付きにくくて便利です。しかし、油もなにも入れないまま加熱(から焼き)しすぎるとその加工が痛んでとれてしまうことがあります。テフロン・フッ素加工のフライパンの場合は火にかけると同時に、フライパンが冷たいうちに油を入れるのが◎です。
表面に加工があるので油は少量でOK。
<共通の注意事項>
☆水分をしっかり拭き取ってから火にかける
フライパンを洗って大きな水滴がついたまま火にかけた場合、油を入れると水滴が一瞬で高温になって跳ねることがあり危険です。湿っている分には問題ないですが、水滴がついている場合は拭ってから火にかけるようにしましょう。
2 フライパンに油を入れる意味は?
そもそもなぜフライパンに油を入れて調理するのでしょうか。
☆食材がフライパンに焦付きにくくする
たまご料理だと特に顕著ですが、油をひいていないとくっつく。
おかし作りでも、型にバター(油)を塗ってから焼いて、型から外しやすくしたりします。
☆食材をコーティングしてうまみや水分を閉じ込める
野菜炒めを作るときなど油が活躍。油が野菜をコーティングしてくれるので、うまみを閉じこめて水分を逃がさずに炒め物を作ることができ、うまみがあってシャキッとした野菜炒めになります。
☆油の風味をつける
オリーブオイル、バター、ごま油で炒めるときには、油そのものの風味を食材に移すことができます。
オリーブオイルでにんにくを熱して、にんにくの風味をオリーブオイルに移し、そのオリーブオイルで食材を炒めることで風味がつきます。バター炒めはバターの味を楽しむ料理です。ごま油も、仕上げに入れるほどにそのもの自身の風味が強く、食材を風味豊かにすることができます。
3 まとめ
鉄製フライパンなら熱い状態で、テフロン・フッ素加工のフライパンならまだ冷めている状態で油を入れる。
フライパンについた水滴は拭ってから火にかける。
油を入れる理由は、くっつき防止・うまみと水分の閉じこめ・風味付け。
さあ、今日からうちも調理実習開始!!
コロナ対策しっかりとして臨みます!!
では早朝から行ってきまーす♪
今日も無事に帰宅できますように♡
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